「ブッシュクラフト」という言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。
聞いたことない、という方が大半だとは思いますが、ご存知の方は「森の中」「焚き火」「ナイフ」「シェルター」「サバイバル」といった言葉を連想されるかもしれません。
その通りでもあるのですが、私たちブッシュクラフトインストラクターが学ぶのは、ブッシュクラフトとは「命を守るための知識、行動、技術に基づいた、楽しい遊び」です。もちろん大自然に囲まれていた方が断然楽しめることが増えますが、街中でも十分楽しめてしまう、そんな体験が自宅でできたので、皆さんにシェアさせて頂きます!
用意したもの
- パラコード ひとひろ(1.5m)× 2本
- パラコード ふたひろ(3m)× 8本
- 竹(2m)× 9本 ※今回はホームセンターで購入したものを活用
- 木の枝(30cmくらい)× 10本
作り方(実際の制作と使用は自己責任で!)
- ひとひろのパラコードを用いて、3本の竹をはさみ縛りで結んで、トライポッドを作る × 2つ
- 2つのトライポッドの上に、リッジポールとして竹を3本渡す。この際、トライポッド間が広すぎると抜け落ちるので、距離に注意。
- ふたひろのパラコードをトライポッドにそれぞれ2本ずつ、はさみ縛りの辺りに巻き結び(クローブヒッチ)で結びつける。
- クローブヒッチで結びつけたパラコードを、自在結び(トートラインヒッチ)を用いて、ペグダウン。
- ふたひろのパラコード4本を、リッジポール3本に対してもやい結び(ボーラインノット)で吊り下げる
- 吊り下げた2本に対して、木の枝を横向きに、てこ結び(マーリンスパイクヒッチ)で段々に結び付ける = 梯子の完成!
- 幅広の木の枝、もしくは細めの場合は2〜3本を束ね、吊り下げた残りの2本の先に巻き結び、またはてこ結びで結びつける = ブランコの完成!
子どもと一緒に楽しむのが前提の小さな遊び場
子どもと一緒に、というのは、安全性という観点からも重要ですが、それ以上に「さっきまで何もなかった場所」に一緒に何かを創り出す、ペグダウンや材料運びなどで時間だけでなく作業も共有する、それがこの遊びの大切なポイントです。
もちろん、遊び終わったあとは、一緒にお片付けです。
昨今、全国で猛威を振るう感染症の影響で、あまり外遊びが奨励できない状況かもしれませんが、だからこそ遠出をしないでも楽しめる、そんなブッシュクラフトの在り方を、これからも模索していきたいと思います。
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