原始の火起こし(弓錐式)の練習会を行いました!

COVID-19拡大防止のための自粛要請も解除されたので、茨城県民で構成されているibrk.funのメンバーで県内に集い、原始の火起こし練習会を行いました!

「原始の火起こし(弓錐式)」とはどんな火起こし?

今回行ったのは「弓錐式(ゆみぎりしき)」と呼ばれる摩擦式火起こしです。

こんな感じのやつです!

名前の通り、弓状のものを用意して、ひもにスピンドル(=錐:きり)を巻き付けて、上から押さえて横方向に弓を引き、スピンドルを回転させて摩擦で火種をつくる、というやつです。

ほかに錐揉み(きりもみ)式や舞錐(まいぎり)式などが有名ですが、作るのも発火させるのもそれほど難易度が高くない弓錐式をまずは。

「練習会」とはいってもibrk.funメンバーは半数以上が弓切り式は「OK楽勝」というメンバーなので、やったことがないメンバーへ伝授の会です。

主に教えてくれるのはやまP師匠。ibrk.funの最高技術顧問(今勝手に肩書つけた)です。

用意したもの

やまP師匠に教えを請い、用意した材はこちら。

全て100均のセリア産です。

界隈では有名なハックなのですが、原始の火起こしは「まっすぐ」で「乾いた」材と出会うことが重要課題であるため「練習をするなら材は購入」が近道です。

100均で揃うなんて、良い時代です。(原始時代の様子を思い浮かべながら)

ほかに必要なロープ、鋸、ナイフ、麻紐をほぐしたものは手持ちのものを使用しました。

道具を作成して、実践

まずは鋸やナイフを使ってセリア産の材を加工していき、弓錐式の道具を作成します。

スピンドルをちょうど良い長さに切り出して、、

両先端を削ります。

板にスピンドルの先端がハマるような穴をつくり、、

本番と同じようにして板にスピンドルがハマる穴を作ります。

▼ちなみにこのフォーム、初心者がやりがちなダメポイントが詰まっているのでぜひ参考にしてください!(笑) 一つひとつやまP師匠がフォームを正してくれて、格段に楽に。インストラクションの参考になりました。

穴が広がってきたら印が書いてあるところをナイフで削って、摩擦で生み出される黒い粉(火種)が集中して溜まるようにします。

だいぶ端折ってますが、こんな感じで完成しました。

いや、行程を詳しく解説しようと思ったんですけどね、すごくわかりやすく手順がまとまっているページを見つけたので割愛します。

▼弓錐式の道具を作って火起こしする詳しい行程については、こちらをご覧いただければ失敗ないと思います。(実は私たちメンバーの大先生が書いたページ)
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/171

練習の成果は…?

さて、火起こし練習の成果はというと…

初挑戦メンバーはこの練習会後の子育てに疲れを残せないので早々と途中で挫折しましたが(おい)、経験者メンバーはセリア購入品から作成した道具でしっかり火を起こすことができました。


弓錐式は3回目くらいというじーの曰く、「今までは弓の中央あたりを持ってやっていてすごく疲れていたが、やまP師匠のフォームチェックで持つ位置を変えたらすごく楽にできるようになった!」とのこと。

上述の、初心者がやりがちなダメポイント満載のフォームもやまP師匠に直してもらい、格段に楽に煙が出るようになったこともあり、達人に直接フォームを見てもらったりすることはとても有効だなと感じます。

今回は「初心者メンバーに教える」という形を取れたので、よりわかりやすいインストラクションの方法を確認するという面でもすごく有意義な練習会でした。

というわけで、今回火を起こせなかった初挑戦メンバーは自主練に励みつつ、メンバー全員で初心者でもしっかり火起こしできるようなインストラクションを目指していきます!

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